生と死と 新曲歌詞仮「その日のまえに」

お疲れ様です

今日はお休み

このクソ寒いのに最近何かとチョコレートパフェを食べる機会が多いおぐまです


最近、電磁波過敏症を治療しているところで行った治療で慢性上咽頭炎の具合がだいぶ良くなりました


何処に行っても治らなかった生理不順も慢性上咽頭炎も良くしていただき

残るは電磁波過敏症だけです


これも良くなっているがなかなかしぶとい


わたしは信じてついていくのみです




さてさて、相変わらずわたしの日常は読書ですが

6巻ある宮部みゆき「ソロモンの偽証」を読破したり

「8億円売られた大どんでん返し」という見出しのついた道尾秀介の有名作品をやっとよんだり

話しの内容より経歴に目がいった沼田まほかるを読んだり

それと、ついに本の趣味が全く合わない相方に

「これは面白い!」と言わしめた

西加奈子「通天閣」を紹介できたりと

色々ありましたが

最近はやたらと

「生と死」をやたらテーマにしたものが偏りました


自殺者もやたら多く出てきて

半年前に予約してやっと借りられた

平野啓一郎「空白を満たしなさい」

では自殺者の心理の分析をミステリーに組み込んでいて

「なるほどー」

と、思ったり


ガン末期の中走馬灯を走らせる

浅田次郎の「おもかげ」


末期ガン病棟の責任者として内科医を務めながら

何人もの死を見送っているうちに鬱病となりながらも家族のためにも死ぬわけにいかないと

必死に生きた末に妻にも後釜となった若き医者にも先に逝かれてしまった南木佳士の現在

「草すべり」


などなどありましたが


結局、わたしの涙腺をまたも崩壊させてのが

重松清師匠の「卒業」


親の死をテーマにした4作品

の最後の話を

休憩中、サンド室の床で涙と鼻水でぐしょぐしょになりましたわ


現在のわたしは母のためにどうにかっと

生きたえてきたわけですが

この作品を通して思ったのは

やはり親を看取るのが子どもとしての最大の任務であるのだなあということです


それと、作者本人のあとがきにて

この話は全て「許す 許される」の関係で構成されているとのことで

生き抜いたその時、自分はどれだけの人を許せ、また許されるかが人生の課題なのだなと思った次第です



これだけ本を読んでいると

自分も書いてみようかなあと思うのですが

わたしが出来るのは結局作詞の域のみです


「その日のまえに」というタイトルは

重松清のそれこそ「それぞれの死にいく日、その日」をテーマに書かれた名作のタイトルから取ったもの


因みに相方に読むように命じたものの途中でポイっとされたままになっております

(わたしは合わない筒井康隆を4作品も我慢して読んだのに)

ただ、重松清の世界が相方には合わないのは百も承知なのですが、この本だけはわけあってよんで欲しかったのですよね

いつか、お互いの、出来れば私のその日が来る前までに読んでほしいものです



「その日のまえに」


悔しいばかりの人生だったはずなのに

いつからかそんな自分すら妬ましくなるほど

生きていく度に負けていくそんな気がした

わたしはこの先何を求め生きていくのだろう

そんなことをふと思った眠れぬ夜


だけど

いつか必ずやってくる

その日のまえに

その日のまえに

すれ違ってしまった人

心から憎んだ人

二度と会いたくない人

それら全て全てを許せたら

わたしも最期は尊きものとなって

忘れられない人になれるかな

その日まで生きていく



騙されてばかりの人生だったから

いるかわからない存在ばかりに祈りを捧げてきた

周りに惑わされていくつくられていく気がした

わたしが本当に信じるべきものはなんだろう

そんな時こそ目を閉じれば浮かぶ顔


だから

いつか必ずやってくる

その日のまえに

その日のまえに

裏切ってしまった人 

逃げ出してしまったこと

後悔ばかりの日々を

それら全て飲み込んで

全てに満足できるかな

その日まで生きていく