また戻ってこれるように 東京都学芸大学 APIA40

昨日はAPIA40での無観客配信ライブでした


ご拝聴いただいた方々、投げ銭いただいた方々

誠にありがとうございます


先日のブログで書いたとおり

また、ライブ真近になって体調を崩し

当日はバタバタで

リハーサル後もお通夜状態ながらも

本番になると不思議と盛り返し

まだ続けていけるかなと思った次第です



今回はまた、先日のブログで予告した通り

三曲久しぶりにやった曲があるのですが


まず、9年前の作品

「たとえば星になっても」


元はこちら


当時はリズムとコードからか結構人気だったんですけど曲の雰囲気から浮いちゃうってことで音源には入れられなかった曲なんですね


二人でやるにはまだまだ歌い出すタイミングとか纏まりが必要でした


自分が死んだ時に世界はどう変わるかって話

いつまでも悲しんでなくていいからそれでも時に思い出してねという曲



そして、

よく中前のCDを購入される際に

聞かれる辻作品


「三角帽子の女」

これは私のことを思って相方が作ってくれた曲


みんなに分かち合える歌をこれからも旅して歌っていくのだろうと...


私もそう思っていた



そして、久しぶりの大曲

「旅人のうた」

自然とサビまではゆっくりとじっくり歌うようになった


そうしようと思ったわけではなく自然に


そして、最後の

「またここに戻れるように 強く強く僕は歌った」

を歌った時になんだか泣きそうになってしまった


また、本当に私はここに戻ってこれるのかなと…


演奏中も各所のファンの方々からコメントやメッセージをいただきました



やはり、中前は旅が似合うと

また来てくださいと


その度に

わたしは「また必ず」と答えて来ましたが

治療しても治療してもよくならないこの現状


もう本当は行くことなんて叶わないのではないかと心の中では思っている自分もいます



しかし、それでもまだ諦められないのは

かつて、今までに

自分だけにしか必要とされなかったものが

他になかったからなのだと思います


これはどのミュージシャンにも言えることだけど


自分のステージも曲も自分以外の誰のものでもなく、しかもそれを求めてくれる人がいる


そんなものは

少なくともわたしの人生の中ではこれだけです


そして、忘れられたくない


だからこんなにボロボロでも

半年に一度でもいいから続けていければ良いのかなと思います



この日は以前、何度か四国で共演したハナクソくんが高知からやってきていたり

お初の東野康弘さんも高知出身で

なかなか面白い組み合わせでした


今度、出演する際は

わたしの体調もコロナ世間も良くなっていることを願うばかりです


ありがとうございました