告白　新曲歌詞「カナリア」

　２０１１年の１２月５日に初めて弾き語りのライブを行ってから

ほぼ毎週２回以上色んな場所でライブを重ねてきた

 

ライブ回数を増やしたのは人よりギターも弾き語りも作詞作曲もやり始めが遅かったので

少しでも、そのハンデを取り返すには場数だと信じてやってきて

 

そのうち、同じ都内で月１０回やると、集客もばらけるしあまり広まらないので

自信持って売れるＣＤを作って、細々ながらに全国規模で活動していくことにした

 

　年を重ねるたびにつながりも増えていき、少しずつ黒字も出せるようなり

そのお金でまたＣＤを作って売り続けていくことで

わたしの活動は成り立っていくものだと思っていた

 

　しかし、また同時に、月に何度の長距離バス移動と夜はネットカフェでの睡眠

時間を潰すのに、お金をかけないため、ひたすら道のベンチにいたりとして

段々と体力的にも精神的にも披露が蓄積していき

周りにも、顔を会わせるたびに「疲れ切っている」という言葉を貰うようになった

 

　実際、自ら歌いたいという気持ちが削がれていき、

以前のように新曲も出来なくなっていった

 

　休み時かもしれない・・

 

と、何度も思ったが

休んでいる間にお客が離れて行ったらとか、ＣＤが売れないとか考えると

予定を入れるのをやめることは出来なかった

 

　そして、去年の９月に声が出なくなり

経験者の「無理をしただけ治るのが長引く」という言葉を無視し

声が出ないまま、ギターのみでステージに立ったり

カスカスの声でツアーまで行ってしまい

声は出るようになっても、上咽頭炎が慢性化し

かつてのようには歌えない状況になり

日常生活でも今までのようにしゃべることはできなくなった

 

ただ、回復も今年頭までには感じていたし

３か月先まで治らないという現実を受け止めたくなくて

それでも予定を入れ続けてきてしまった

 

しかし、この病気を治すのは

そんなに甘いことじゃないというのを

日々、実感することが増えていき

２月にもう、今決まっているライブから１か月はさすがに休もうと決断することにした

 

正直、上咽頭炎を公表してから

思うようなステージングも出来ず、

セトリも出来る範囲で決めることしかできなくなり

集客も目に見えて減ってしまい

もう、休みまであと何回

と、指折り数えるようになっていた

 

それでも、聴きに来てくれた方々や、物販を購入してくださった方々がいて

申しわけない気持ちと感謝する気持ちと共に

やっぱり全力で治さなければと

今は週４日耳鼻咽喉科に痛い治療を受けに行って

症状もだいぶ無くなってきた

 

あと１回残されたライブを全力でやって

約１か月の間、治療と共に音楽への前向きな気持ちを取り戻したい

 

明けた頃にはこの新曲を完成して出来たらいいなと思う

 

 

 

 

「カナリア」

 

どんな嵐のあとだって

容易くその姿を取り戻す

青空をいつも見上げてた

 

日々削られて失って

何一つ取り戻せないまま

 

それでもなくなることなく

明日はやってくるから

 

あなたのようになれなくても

この傷を生きた証と誇れるように

 

 

声を枯らしたカナリアよ

遠いお空へ飛んでいけ

もう鳴かなくていい 鳴かなくてもいい

鳴かなくてもいい　鳴かなくてもいいよ

それでも命は続くから

 

 

どんなに打ちのめされたあとだって

優しく僕を照らし出す

月の灯りをいつも見上げてた

 

日々傷つけてひび割れて

元通りに戻せないまま

 

それでもなくなることなく

僕は此処にいる

 

 

あなたのようになれなくても

愛するものだけは守れるように

 

翼の折れたカナリアよ

僕の側にいておくれ

もう行かなくていい　 行かなくてもいい

行かなくてもいい　行かなくていいよ

それでも君は美しい

 

 

声を枯らしたカナリアよ

遠くお空へ飛んでいけ

もう鳴かなくていい 　鳴かなくてもいい

泣かなくてもいい　泣かなくてもいいよ

それでも命は続くから

 

 

 

５・３０（水）東京都　学芸大学ＡＰＩＡ４０

Ｏｐ１８：３０Ｓｔ１９：２０　¥１５００＋１Ｄ

 

ラッキー平山

智の

中前適時打

マルゼンスキー（富山）

 

 

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