がらくた　中前新曲「夜明け前」

「よく、人と音楽やろうと思うね。俺はもう無理だ」

 

そう、わたし達に言ったのは

音楽活動の師であり、相方と同い年である

小林薫である

 

そして次にすぐさまこう続けた

「唯一、一緒に出来るのは「北爪」だけだ。それも精々年に１回だけだけど」

 

「北爪」とは以前組んでいたバンドのメンバーでのちに２人となった「がらくた」の相方

北爪清史のことである

 

北爪さんのライブを初めて観たのは

偶然にも相方、辻タダオのソロライブを観に行った日であった

 

スケジュールを観て驚いた

 

あの・・「北爪清史」だ・・・

 

会場に入ると辻氏はいなかったので

速攻、北爪さんに挨拶した

「小林薫にいつもお世話になっている者です」

 

そういうと、北爪さんは若干びっくりしつつ

「あいつの言うことはあまり信用しない方がいいよ」

と笑って言った

 

ステージが終わって声をかけた時も

（ああ・・小林さんの相方だなあ・・・）

としみじみ思えるような言葉が返ってきた

 

後に北爪さんに会ったという話をしたら

「あいつの言うことはあまり信用しない方がいいよ」

と、全く同じことを小林さんがいうものだから笑った

 

 

さて、その

小林薫と北爪清史のユニット「がらくた」は毎年１度

ツーマンとして復活している

 

そう、毎年しているのだがわたしは一度もまだ行けた試しがないのである

 

まず、小林さんはＳＮＳも一切やっていないし、ライブの案内をすることもない

なので、いつも気づけば終わってしまう

 

「いつも行きたいのに行けない・・・５年間行けずにいる」

という話をしたら

 

「じゃあ、あんたたち組んでよ、そしたら北爪に連絡するよ」

という流れで

がらくた×中前適時打のツーマンが決定したのである

 

 

 

がらくたは年に今は1度といえど30年の経歴がある

に比べて

中前適時打は

結成1年3か月デビュー1年

と経歴からすれば歯が立たないのかもしれないが

1か月に4回はライブをしているバリバリ現役

 

そこはわたしの音楽活動にも通じる強みであると思っている

 

そして、うちらの強みと言えば

2人で曲が作れることだ

 

ということで

今度は

おぐまゆき作詞

辻タダオ作曲

 

歌詞を送ったものの数時間後に

ｄｅｍｏ動画が送られてきた

 

ノッテいるときの相方は強い

 

 因みに歌詞が出来たきっかけというのは

日常、わたし内心で

「めんどくさいなあ・・」と「どうでもいいわ」

を何回つぶやいてるんだと帰り道にふと思ったことですな

 

帰り道の坂道で歌詞が思いつくことが多いです

はい

 

「夜明け前」

 

 

あふれんばかりのモノたちに必要以上照らされて

仕方ないさそんなもんさと呟きながら今日も日が暮れる

 

半分以上面倒で窮屈なことばかり

どうでもいいさそんなもんさと呟きながら

今日も日が暮れる

 

訪れる暗闇の中

ささやかな光集めて

ささやかな祈りを捧げ夜を跨ぐ

 

生きる意味なんてわからずに

生きる意味なんてわからずに

生きる意味なんて必要ない

ただ、終われないだけさ

 

 

 

忌み嫌ってしまうもの本当は喉から手が出るほどほしかったもの

仕方ないさそんなもんさと呟きながら今日も夜が明ける

 

半分以上くだらなくて退屈なことばかり

関係ないさそんなもんさと呟きながら今日も夜が明ける

 

去っていく暗闇の中

わずかな影を落として

わずかな不安を残して夜を跨ぐ

 

生きる意味なんてわからずに

生きる意味なんてわからずに

生きる意味なんて必要ない

ただ、君に会いたいだけさ

 

 

 

８・５（土）群馬県　渋川カーサミドリ　　

Op１８：0０Ｓｔ１８：３０　¥１０００＋１Ｄ

 

伴野あやめ

寺崎勇志

中前適時打（おぐまゆき＋辻タダオ）

 

 

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